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「やっぱり出来レースだった。東京オリンピック・エンブレム」

この話題を取り上げるのはこれで3回目。選考過程の詳細な情報が入る度に、私自身デザイナーとして
黙っていられない程、怒り心頭してます。

まず、公募発表前に8名のデザイナーに組織員会がコンペ参加の招待状を出し、この内容は内密に
とまで記載してあったとのことです。これはもう事実上この8名の指名コンペと言ってもいい話です。
残りの正規の公募に応募した96名のデザイナーはきっと怒っていると思います。
だいたい招待デザイナーがいること自体を公募時に発表していないのですから、8名以外で応募
してくれた方々に対して失礼きわまりないことだと思います。

そして選考に不正があったと思わせるのは、なんと最終案に残った4案の内、3案までが招待状を
出していた8名のデザイナーの案だったと言うのです。全部で104案あったことを考えると、
こんな結果になる確率はとても低いはず。選考過程に意図的な操作があったと思わせるのに充分
です。公のことでこのような方法は官製談合と言われても言い逃れできないと思います。
これ法的に問題ないのでしょうか?

組織委員会の中に大手広告代理店「電通」の社員が2名在籍してます。
この2名が裏で操っていた感は拭えないですね。
しかし、困ったことにこの2名は今も組織員会に止まっているようです。
しかも、この2名の内の1人はあの盗作を認めたサントリーのトートバックの担当者で、
佐野氏にそのデザインを発注した張本人と言うではありませんか。もう内輪もいいところ。
黒い関係がプンプンしますね。

組織委員会の重要なマネージメントを担当する人間が今と変わらないとまた同じようなことが
起きかねません。全く自浄作用がない組織委員会で、情けなくなってきます。
今まらでも遅くないから組織委員会の人事を一掃すべきです。
組織委員会の中にマネージメントできる人材がいない為、外部に依存せざるを得ないのなら
その統制、管理能力がありかつ公正な判断ができる広告代理店以外からの人材を外部発注窓口に
充てるべきです。


また、突然就任した例のオリンピック大臣が、とんでもない発言をしています。
競技の一部を東北でやりたいと言い出しているそうですが当初、掲げていた
「エコでコンパクトなオリンピックを目指す」としていたコンセプトはどこにいったのでしょう?
今でさえ、当初の目標から大きく逸脱し全ての競技を近場で行うことが困難になっているのに、
更に拍車を掛けるこの無責任な発言。思い付きや選挙の為の人気取りで気やすく発言すべきではない
内容です。

オリンピック出場をかけた国内選考競技を東北でやるのなら判りますが、オリンピック本番競技を
東北でやってどうするのですか。東京オリンピックではないのですか? 

大臣ともあろう人がこの程度では、この先もシラケることが次々と起こりそうで恥ずかしいです。
サーフィンを競技候補に上げていますが、もし決まってしまったらどこで開催するつもりなんでしょうか。
東京近郊のサーフィンに適した海はとても都心から近場とは言えない場所ばかり。
アクセス手段はもちろん、宿泊施設や周辺の観客を受け入れられる施設、設備の心配もあります。

こんなに日本は統制のとれない国だったのか!

ああ、情けない…。


P.S

2015年10月2日付けで電通から出向していた2名が退任したそうです。
よかったです。
一連の混乱を招いたことによる事実上の更迭とみられます。

P.S 02
つい最近の追加ニュースによると選考過程において組織委員会(大手広告代理店「電通」の社員でしょう)から審査委員会に対し、特定の作品を残すよう指示があったとのことです。
もうこれで出来レースであったことが裏付けされました。


http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1002/tbs_151002_2891389974.html






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